2022.04.19 17:26
兵器工場跡地に平和資料館、小倉 原爆の当初投下目標
記念式典でテープカットする北九州市の北橋健治市長(中央)と長崎市の田上富久市長(右端)ら=19日午前、北九州市
長崎原爆の当初の投下目標で、現在の北九州市小倉北区にあった旧日本軍の兵器工場の跡地に、戦争と市民の関わりを伝える「北九州市平和のまちミュージアム」が完成し、同市が19日、記念式典を開いた。北橋健治市長と共に長崎市の田上富久市長も出席。テープカットや記念植樹をした。
兵器工場「小倉陸軍造兵廠」の関連資料や戦争体験者の証言などを紹介。1945年8月8日の八幡大空襲から、翌9日の長崎原爆投下までを描いたアニメーションを360度シアターで放映するなど、先端技術も駆使している。
北橋市長は「戦争を知らない世代の方々が訪れてほしい」などとあいさつした。