2022.04.19 16:54
韓国の9人に補償金支給決定 ハンセン病家族へ初
ハンセン病への差別に苦しむ元患者家族への補償を定めた法律に基づき、政府が韓国の家族9人に補償金の支給を決めたことが19日、関係者への取材で分かった。
既に日本と台湾の家族は最高180万円の補償金を受給しているが、ハンセン病家族の弁護団によると、韓国の家族への支給決定は初めて。弁護団は26日、東京都内とオンラインで報告集会を開く。
韓国からは、日本の植民地時代に設立された小鹿島の療養所に入所していた元患者の家族ら130人以上が補償を請求しているという。日韓の弁護団が協力して家族を掘り起こし、多数の請求にこぎ着けた。