2022.04.18 13:31
企業の決算書類、一本化を了承 金融審議会、負担軽減
金融庁(中央合同庁舎7号館西館)=東京都千代田区
金融庁の金融審議会は18日の作業部会で、企業が作成する2種類の決算書類の一本化を了承した。政府は金融商品取引法で上場企業に開示を義務付けている決算書類「四半期報告書」を廃止し、内容を充実させた上で証券取引所の規則に基づく「決算短信」に一本化する方針。内容に重複がある書類を統一し、企業の負担を軽減する。
金融庁は金融審の報告書案を5月にも取りまとめ、来年の通常国会での法改正を目指す。
現行制度では、企業は3カ月ごとの決算期を終えてまず証券取引所に決算短信を提出。その後、監査人のチェックを受けた四半期報告書を国に提出している。