2022.04.17 19:03
在韓被爆者支えた市民の会が集会 結成50年「日米の謝罪を」
「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」の記念集会で、基調講演する元広島市長の平岡敬さん=17日午後、広島市
徴用などで日本に渡り原爆に遭ったのに、長く援護が受けられなかった在韓被爆者を支えてきた「韓国の原爆被害者を救援する市民の会」が17日、広島市で結成50年の記念集会を開いた。市場淳子会長(66)は「援護の問題は改善されたが、日米両政府の謝罪を得るなどの難しい課題が残っている」と指摘した。オンラインを含め約220人が参加した。
市民の会によると、1945年8月、広島で約5万人、長崎で約2万人の朝鮮半島出身者とその家族が被爆。戦後、生き残った約3万人の大半が帰国した。現在、韓国の被爆者団体に所属する被爆者健康手帳所持者は1981人。