2022.04.15 20:01
「原発で水素製造」を批判 経産省方針に福井県議
原発の電力を活用した水素製造の実現化など福井県内の原発立地地域の取り組みを盛り込んだ経済産業省の工程表について、地元選出県議が15日、県議会の常任委員会で「原発の将来像が定まらない中で議論しても意味がない」などと批判した。
工程表は3月、経産省が原発立地地域の将来像を議論する会合で、自治体などに向けて提示した。
原発が立地する大飯郡選出の田中宏典県議が県内の原発が老朽化している現状を踏まえ、「廃炉なら廃炉。原発を活用するなら、新増設について工程表の中に示すべきだ」と注文を付けた。
工程表は原発立地地域の将来像を描き、当面10年間の取り組みを提示している。