2022.04.15 19:39
近鉄が全線で運賃値上げへ コロナ、人口減が影響
近畿日本鉄道は15日、全線を対象に運賃を来年4月1日から値上げすると発表した。普通運賃は平均17・2%、通勤定期は平均18・3%、通学定期は平均9・2%。コロナ禍が収束しても、テレワークの普及などで利用客が回復しないとみており、沿線の人口減少も理由に挙げた。消費税の増税に伴う値上げを除けば1995年以来。
近鉄によると、2023~25年度の運賃収入は約469億円増える見込み。老朽車両の更新やバリアフリー対策などへの設備投資が必要としている。
大阪難波―近鉄奈良の普通運賃は570円から680円に。近鉄名古屋―津は普通運賃が1020円から1210円となる。