2022.04.15 19:17
上海封鎖、日本企業に打撃 自動車、国内生産に支障
6日、都市封鎖が続き、人影が消えた中国上海市内(共同)
新型コロナウイルス流行を受けた中国・上海のロックダウン(都市封鎖)で、日本企業への打撃が広がりつつある。現地の事業停止だけではなく、サプライチェーン(供給網)混乱によりマツダや三菱自動車は日本での生産に支障が出た。「ゼロコロナ政策」に伴う中国の景気冷え込みの懸念も高まっている。
中国で300店超の「無印良品」を展開する良品計画は現在、約50店が閉店中だ。堂前宣夫社長は「下期は相当、想定を下回る見通しだ」と話す。
ファーストリテイリングの柳井正会長兼社長は「収益面や従業員の生活で大変困っている」と語る。
上海市に約千店あるローソンは8~9割が休業中。