2022.04.15 18:47
新電力も発電所増設努力を 電事連会長、需給逼迫で
電気事業連合会の池辺和弘会長(九州電力社長)は15日の定例記者会見で、地震の影響により東北電力と東京電力管内で3月に電力需給が逼迫したことについて「新しい発電所を造る努力が必要。新電力から大きな動きが出てこないのも問題だ」と述べ、新電力に増設対応を呼びかけた。
逼迫の背景には、老朽化した火力発電所の廃止などで供給力が減っている問題があると指摘。太陽光発電の導入が今後進むと、悪天候で発電できない場合に備えて火力発電の重要性が増すと説明した。発電所の建設に銀行の融資がつきにくい現状もあるとして「発電事業を魅力あるものにする制度に変えることも必要だ」と語った。