2022.04.15 18:15
円、一時126円70銭 20年ぶり、米金利上昇で
米ドルや日本円などの紙幣=2016年1月(ロイター=共同)
15日の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=126円70銭に下落した。13日につけた126円台前半の水準を突破し、再び2002年5月以来約20年ぶりの円安ドル高水準となった。前日に米長期金利が上昇したことから、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。
鈴木俊一財務相は15日の閣議後記者会見で「為替の安定は重要で、特に急速な変動は望ましくない」と市場をけん制。円安ドル高で輸入品の価格が高騰し、賃金の伸びが物価上昇に追い付かないことは「悪い円安と言えるのではないか」と懸念を表明した。