2022.04.15 18:01
大幸薬品に再発防止命令 クレベリン置き型広告、根拠なし
大幸薬品の「クレベリン」シリーズの置き型2商品
空気中の細菌やウイルスを除去できるとした「クレベリン」の置き型の広告には根拠がなく景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は15日、大幸薬品(大阪)に再発防止命令を出した。東京高裁が13日、命令の差し止めを求めた大幸薬品の仮処分申し立てを却下していた。
消費者庁によると、対象は置き型60グラムと150グラムの2商品。自社サイトやテレビCMなどで「空間や物に付いたウイルス・菌を99・9%除去」と紹介していた。大幸薬品から提出された資料には、約6畳の密閉空間など日常の生活空間とは異なる状況での効果しか示されていなかったという。