2022.04.15 17:25
中2凍死、第三者委がいじめ認定 「苦痛間違いない」と指摘
記者会見する第三者委員会の辻本純成委員長(右から2人目)=15日午後、北海道旭川市
北海道旭川市で昨年3月、凍死した状態で見つかった中学2年広瀬爽彩さん=当時(14)=がいじめを受けていた問題で、事実関係を調べる第三者委員会が15日、記者会見し、性的な意味での身体接触や性的動画の送信要求など6項目を「いじめ」と認定したと発表した。辻本純成委員長は「(広瀬さんが)苦痛を感じていたのは間違いない」と指摘した。
第三者委はいじめと死亡の因果関係などの調査を続け、8月末をめどに最終報告をまとめる意向も示した。同席した市教委の黒蕨真一教育長は「深くおわび申し上げる」と謝罪。今津寛介市長も記者会見し「人間の尊厳を大きく傷つける内容だ」と陳謝した。