2022.04.15 15:54
沖縄のジュゴン、再び痕跡 21年度、八重山や宮古諸島
ジュゴンが海草を食べた跡=2021年12月、沖縄県・伊良部島沿岸(環境省提供)
環境省は15日までに、2021年度の調査で沖縄県の八重山諸島と宮古諸島の6海域で、ジュゴンが餌の海草を食べた跡が見つかったと明らかにした。過去の調査でも痕跡が発見されており「周辺海域で生息の可能性が高いことがあらためて確認された」としている。
併せて調査した沖縄島北部の3海域では痕跡がなかった。このうち政府が米軍基地建設を進める名護市辺野古の周辺にはかつて、雄1頭が定着し、別の個体も時折現れていたが、姿が確認できなくなっている。これらの個体と、今回見つかった痕跡との関連は分からないという。
環境省は、ドローンを使った上空からの観察や潜水調査を実施した。