2022.04.15 13:13
コロナで退職、障害者の男性提訴 大阪の就労支援施設に
視覚と聴覚に障害のある男性(39)が新型コロナウイルスに感染したことを理由に、介助してくれていた同僚との出勤を禁じられた上、退職を勧奨され精神的苦痛を受けたとして、勤務先だった就労支援施設「アルファセブン」(大阪市天王寺区)に330万円の損害賠償を求め、大阪地裁に提訴したことが15日、分かった。2月21日付。
男性は障害者への合理的配慮を欠く、違法な「コロナハラスメント」だと主張し、「謝罪もなく平然と経営を続けるのは許せない」と訴えている。第1回口頭弁論が今月21日に開かれる。施設側は取材に「弁護士に一任しており、コメントはない」としている。