2022.04.15 11:52
空自スクランブル、1004回 21年度、過去2番目の多さ
防衛省は15日、領空侵犯の恐れがある外国機に対する航空自衛隊の戦闘機による緊急発進(スクランブル)が2021年度は1004回だったと発表した。16年度の1168回に次いで過去2番目の多さで、20年度の725回から大幅に増えた。対象国は中国が722回、ロシアが266回だった。
岸信夫防衛相は同日の記者会見で、中国機の飛行に関し「多様化、高度化し、情報収集とみられる活動が活発。無人機の自国開発を急速に進める動きが見られる」と指摘。ロシアについては「活発な活動を継続し、国際社会がウクライナ侵略に対応する中でも、傾向は変わりはない」と強調した。