2022.04.15 09:15
「悪い円安」一時126円55銭 20年ぶり、米金利上昇
15日午前の東京外国為替市場の円相場は一時1ドル=126円55銭近辺に下落した。13日につけた126円台前半の水準を突破し、再び2002年5月以来約20年ぶりの円安ドル高水準となった。米長期金利の上昇を受け、日米の金利差拡大を意識した円売りドル買いが優勢となった。
鈴木俊一財務相は15日の閣議後記者会見で、円安ドル高が急速に進み、輸入品などの価格が高騰していることに対して「悪い円安と言えるのではないか」と懸念を表明。賃金の伸びが価格高騰を補えていない環境だとも指摘した。
午前11時現在は、前日比1円09銭円安ドル高の1ドル=126円42~44銭。