熊本地震、被災地に鎮魂の祈り　最初の激震から６年

2022.04.14 20:22

熊本地震、被災地に鎮魂の祈り　最初の激震から６年

高知新聞社

　熊本地震から６年を迎えた熊本県益城町の仮設住宅で、犠牲者を悼み竹灯籠に灯をともす女性たち。以前この仮設住宅に住んでいた＝１４日夕

　２０１６年４月の熊本地震は最初の激震「前震」から１４日で６年となり、被災地では犠牲者を追悼するキャンドルや竹灯籠に明かりがともされ、住民らが鎮魂の祈りをささげた。大きな被害が出たインフラは、この６年でＪＲ豊肥線と国道５７号がそれぞれ復旧。新阿蘇大橋も開通した。一方、熊本県で今なお３７世帯９５人（３月末時点）が仮設住宅に身を寄せている。

　観測史上初めて震度７を２回記録した熊本県益城町。災害公営住宅として整備された広崎第３団地では、日が沈み始めた午後６時過ぎ、小学生らが大小約２５０本のキャンドルに点火。住民らはオレンジの柔らかな明かりを静かに見つめた。

(c)KYODONEWS

国内・国際 N主要 N社会