2022.04.14 19:27
パナ、EV電池投資で他社連携も 需要急拡大、競争も激化
共同通信などのインタビューに応じる、パナソニックホールディングスの楠見雄規社長=14日、大阪府門真市
パナソニックホールディングス(HD)の楠見雄規社長が14日、共同通信などのインタビューに応じた。生産増強を検討する電気自動車(EV)用電池について「投資負担をどうシェアするかなど、状況に応じて考えていく」と述べ、他社との連携もあり得るとの考えを示した。需要の急拡大と同時に海外勢との競争も激化する中、単独での事業展開にこだわらず規模拡大を模索する。
パナHDは現在、米EV大手テスラへの供給を見据え、和歌山工場(和歌山県紀の川市)で新型電池の量産準備を進めている。米国での新工場建設も検討するが、数千億円規模の巨額投資が避けられない見込み。