中国とロシア、衛星を７割増加　米、宇宙安保報告で危機感

2022.04.13 16:04

中国とロシア、衛星を７割増加　米、宇宙安保報告で危機感

高知新聞社

　【ワシントン共同】米国防総省傘下の国防情報局（ＤＩＡ）は１２日、宇宙での安全保障に関する報告書をまとめ、中国とロシアが２０１９～２１年の間に宇宙空間の軌道上にある衛星の数を合わせて約７割増やしたと発表した。「中ロは自らを宇宙大国と位置付け、新たな規範を作ろうとしている」と危機感を示した。１９年発表に続く２回目の報告書。

　報告書は、中国とロシアが衛星利用測位システム（ＧＰＳ）など米国のシステムへの依存を減らし、軍の有用性を高めるために新しいシステムを開発しており、それぞれ「宇宙軍」を創設したと指摘。宇宙でのシナリオを組み込んだ軍事演習を実施しているとした。

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