2022.04.13 15:50
航空国内線、値上げ本格化 コロナ禍、燃料高騰で苦境に
全日本空輸と日本航空の機体=3月、羽田空港
航空業界で国内線の運賃値上げが本格化している。ANAホールディングス傘下の全日本空輸は、予約変更ができない割引運賃「ANAバリュー」を1日から5%程度引き上げた。日本航空もエコノミークラスの普通運賃などを15日から最大8%上げる。新型コロナウイルス禍に続く燃料価格高騰で苦境にある経営を、国内線の需要回復を頼りに立て直す狙いだ。
全日空は、予約変更ができる運賃「ANAフレックス」も3月27日から平均3%値上げした。ANAが出資する中堅航空会社スターフライヤーは同日から、同ソラシドエアは昨年10月31日から、いずれも普通運賃などを最大5%上げた。