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2022.04.12 08:36

「あなたが大切」伝え16年 高知県四万十町の認定こども園「たのの」―デジタルPlus

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心臓の音はどんな音? 聴診器で聞いてみました(写真はいずれも四万十町の認定こども園「たのの」)

心臓の音はどんな音? 聴診器で聞いてみました(写真はいずれも四万十町の認定こども園「たのの」)

小児科医が命の学習、自己肯定感育む
 高岡郡四万十町大正の認定こども園「たのの」で16年間続く取り組みがあります。「カンガルーのポッケ」と名付けられた命の学習。地域の小児科医や住民と協力し、子どもたちに命の大切さを伝え、自己肯定感を育んできました。子育て応援ウェブメディア「ココハレ」では2021年度の学習に密着しました。

 ココハレではカンガルーのポッケの取り組みを紹介する連載「『あなたが大切』と伝えたい・16年目のポッケ」を「性教育」に掲載しています。第1回はこちらからご覧ください。

■「教えなくては」
 カンガルーのポッケは06年度、たののの前身である田野々幼稚園などで始まりました。考案したのは小児科医の沢田由紀子さん。自治医科大学を卒業して県内の地域医療に携わり、06年度に四万十町役場へ。現在はフリーの小児科医として働いています。

へその緒と胎盤の役割について伝える沢田由紀子さん

へその緒と胎盤の役割について伝える沢田由紀子さん

 医療や行政の仕事から見えてきたのは、気になる子どもの姿や家族の在り方。「いじめ、自殺、虐待、性犯罪など、日本の子どもたちを取り巻く環境は大変な状況。自分が大切な存在なんだ、ということを子どもたちに教えなくてはと考えました」

 虐待予防や性教育にもつながる予防医学を保育現場で展開したい―。沢田さんは熱い思いを胸に、町内で命の学習を提案。幼稚園や小学校の先生らと検討を重ね、町独自のプログラムを作り上げました。

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