2022.04.11 12:58
リニア事故でJR回答に「妥当」 岐阜県委、環境保全面から審議
岐阜県中津川市のリニア中央新幹線トンネル工事現場で昨年10月に起きた崩落事故を巡り、県の環境影響評価審査会地盤委員会は11日、問題に迅速対応できる体制整備などを求めた知事意見書に対するJR東海の回答を、環境保全面から審議した。委員長の神谷浩二・岐阜大教授は「(回答は)妥当だ」と評価した。
JR東海の担当部長は「工事再開は住民への説明などの後になる」と述べた。
委員会ではJR東海側が、崩落箇所を継続的に監視し、工事計画などを変える場合は元請け会社とJR東海で確実に協議することを説明した。委員からは、住民への説明には分かりやすい言葉を使うよう意見が出た。