2022.04.09 00:06
イスラエルの発砲、容疑者を射殺 パレスチナ出身、犠牲3人に
8日、イスラエル中部テルアビブの発砲現場で、ろうそくに火をともす人々(AP=共同)
【エルサレム共同】イスラエル中部の商都テルアビブの目抜き通りで7日に発生した発砲事件で犠牲者は8日までに3人となった。地元治安部隊は8日、容疑者の男をテルアビブ近郊で発見し交戦の上、射殺した。エルサレム・ポスト紙などが伝えた。
男はヨルダン川西岸のパレスチナ自治区ジェニン出身のラアド・ハゼム容疑者(28)。父親がパレスチナ自治政府の治安部隊の元幹部だった。容疑者は自治区との境界を違法に越えたといい、当局は検問所の一部を封鎖した。
自治区はイスラム教徒の宗教心が高まるラマダン(断食月)に入っており、イスラエルとの対立が深まる可能性がある。