2022.04.08 23:26
駅の市民攻撃「44日目の現実」 ゼレンスキー氏演説で批判
8日、ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクの駅の攻撃後、座り込む人(ゲッティ=共同)
【ロンドン共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は8日、フィンランド議会に向けてオンライン演説した。ロシア軍によるウクライナ東部の駅への攻撃について「攻撃されたのはごく普通の駅で避難しようとしていたごく普通の市民だ」と批判し、ロシア語話者の保護を大義名分とした侵攻から「44日目の現実だ」と訴えた。フィンランド放送協会などが報じた。
ロシアと隣接するフィンランドは1917年のロシア革命を機に独立。ゼレンスキー氏は39年のソ連侵攻に端を発した「冬戦争」でのフィンランドの抵抗に触れ「83年前のあなた方のように、ウクライナも自らを守る勇気を持つ」と述べた。