2022.04.08 20:49
活動制限で分科会内の意見相違 コロナ対策の選択肢、次回提言へ
記者会見する政府新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長=8日午後、東京・永田町
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会は8日会合を開き、国内で感染者数が再び増え始めているとして、今後深刻な医療逼迫が想定された場合にどのような対策を取るべきか議論した。尾身茂会長は会合後の記者会見で、社会経済活動を制限するべきかどうかメンバーの意見が分かれており、次回会合で具体的な対策の選択肢を含めた提言をまとめるとした。
会見で尾身氏は、オミクロン株は比較的軽症者が多かったことから、世論でも「(制限をしない)ウィズコロナでいいのでは」という意見や「基本的な対策はやった方がいい」との慎重論があると例示。分科会でも同様だと説明した。