2022.04.08 17:28
駅にミサイル、50人死亡 ブチャでは遺体9割に銃撃痕
7日、攻撃を受けたパン工場の敷地へ入る警備員=ウクライナ東部ハリコフ(ロイター=共同)
【リビウ共同】ウクライナ東部ドネツク州政府は8日、同州クラマトルスクの駅にロシア軍のミサイル2発が着弾し、子ども5人を含む50人が死亡したと発表した。ロシアがウクライナ東部で攻勢を強める中、市民が退避を急いでいたさなかの攻撃。同国メディアによると、女性や子どもを含む約4千人が駅に集まっていた。
ロシアは、南東部一帯の掌握を狙う構えで、親ロ派が支配地を拡大するドネツク、ルガンスクの東部2州や南部の黒海沿岸での作戦を加速。
欧州メディアによると、キーウ近郊ブチャの市長は、見つかった320遺体の9割に銃撃痕があったとし、意図的な殺害だった可能性を強く示唆した。