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2022.04.09 08:35

化学物質過敏症の相談コーナー「高知オーガニックマーケット」に患者会が設置 毎週土曜

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県内の患者会が設置した化学物質過敏症相談コーナー(昨年12月、高知市の高知オーガニックマーケット)

県内の患者会が設置した化学物質過敏症相談コーナー(昨年12月、高知市の高知オーガニックマーケット)

 高知市池の県立池公園で毎週土曜日に開かれている「高知オーガニックマーケット」に化学物質過敏症(CS)の県内患者会による相談コーナーが設けられている。病気との向き合い方や日常生活の過ごし方など当事者ならではのアドバイスを聞くことができる。

 CSは、柔軟剤や建材、車の排ガス、食品などに含まれる化学物質に反応し、頭痛や吐き気などさまざまな症状が現れる。症状や反応するものに個人差があり、本人が気づかないまま病状が悪化する場合がある。

 相談に乗るのは、患者会「ゆるゆる仲間」のメンバー。無農薬、無化学肥料の野菜などが買える同マーケットに通う中、出店者とも顔なじみに。CSを発症している出店者がいることなどから、同じ病気で苦しむ人の力になれればと同マーケットの協力を得て昨秋、コーナーを設置した。新型コロナウイルスの影響で中断していたが、9日から再開する。CSに関する書籍やパンフレットもあり、自由に手に取ることができる。

 同マーケットの前世話人代表の松岡佐紀さん(69)は「柔軟剤の香りなどで気分が悪くなる人がいることに多くの人が気づくきっかけになれば」。患者会代表の福田喜代子さん(74)は「周囲から病気を理解されず、不安に感じている人もいると思う。来場が難しい人はメールで相談をしてほしい」と話していた。

 コーナーの開設は午前9時半~11時。メンバーの体調不良などで中止する場合もある。問い合わせはメールで、ゆるゆる仲間(yurunakama@yahoo.co.jp)へ。(竹村朋子)

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