2022.04.08 14:26
盆栽を米国、タイに輸出へ 京都企業、コロナ禍で人気高まる
シンガポールで人気の「フラワーハウスおむろ」が販売するミニ盆栽(同社提供)
生花店「京都花室 おむろ」を運営する企業「フラワーハウスおむろ」(京都市)がミニ盆栽の輸出先を、現在のシンガポールから今年秋にも米国、タイに拡大することが8日分かった。新型コロナウイルス感染拡大で、世界的に自宅で園芸を楽しむ動きが広がり、盆栽人気が高まっていることが背景にある。
ミニ盆栽シリーズは、京都の四季を楽しめるように、地元の観光名所の桜や紅葉、松などの一部を接ぎ木して育て、小鉢に収めた。同社は2016年末にシンガポールへの輸出を開始。現地の伊勢丹、高島屋などの日系百貨店で販売していたが、コロナ禍で店頭販売を中止し、インターネット通販事業に絞った。