キーウ近郊で２６遺体　犠牲者は「ブチャ以上」

2022.04.08 12:40

キーウ近郊で２６遺体　犠牲者は「ブチャ以上」

高知新聞社

　７日、ウクライナ・ボロディアンカで、破壊された住宅地からがれきを撤去する救助隊員（ゲッティ＝共同）

　【リビウ共同】ウクライナの検察当局は７日、首都キーウ（キエフ）近郊のボロディアンカで、空爆を受けて倒壊した建物２棟の下から２６人の遺体が見つかったと明らかにした。ゼレンスキー大統領は、多数の民間人殺害が確認されたキーウ近郊ブチャと比べても「犠牲者はずっと多い」と述べ、被害がさらに大きいとの見方を示した。

　米紙ニューヨーク・タイムズは５日、ボロディアンカの町長代行の話として「少なくとも２００人超」の死亡が推定されると報じていた。

　同紙によると、町長代行は電気復旧や不発弾除去が優先課題で、遺体発掘は後になると述べ、全容解明には時間がかかるとの見通しを示した。

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