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2022.04.08 05:43

ES細胞からラットの精子 受精後は子に成長、東大

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 ES細胞から精子を作り、授精させて生まれたラットの子(小林俊寛・東大特任准教授提供)

 東京大などの研究チームは、ラットの胚性幹細胞(ES細胞)を使い、精子のもとになる細胞を体外で作ることに成功したと7日付の米科学誌サイエンスに発表した。雄の精巣に移すと精子になった。さらに、これを卵子に授精させると子が生まれ、順調に育ったとしている。


 マウスでは既に、ES細胞などから精子のもとになる細胞が作られているが、ラットの方が人に近い特徴を持つとされる。チームの小林俊寛・東大特任准教授(幹細胞生物学)は「人の不妊のメカニズム解明に役立つ可能性がある」と話した。家畜の効率的な繁殖にも応用できるとみている。

(c)KYODONEWS

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