2022.04.07 19:29
個人の8割「物価上がった」 日銀調査、暮らし向き悪化
日本銀行本店=2019年6月
日銀が7日発表した3月の生活意識アンケートによると、現在の物価が1年前と比べて「上がった」と回答した個人の割合は81・2%に達し、前回の昨年12月調査から3・8ポイント上昇した。84・1%だった2015年9月以来、6年半ぶりの高水準。原油高騰や食料品の値上げの広がりなどが背景にあり、暮らし向きを尋ねる設問では「ゆとりがなくなってきた」との回答が前回から増えた。
調査は2月4日~3月2日、全国の20歳以上の4千人を対象に実施し、2177人から回答を得た。
物価が1年前と比べてどれくらい変化したと感じるかを尋ねる設問では、回答の平均は6・6%の上昇だった。