2022.04.07 12:37
熱海市、変更届受理は不適切判断 元幹部、百条委で認める
百条委員会に臨む参考人ら=7日午前、静岡県熱海市
静岡県熱海市の大規模土石流で市議会は7日、地方自治法に基づく調査特別委員会(百条委員会)を開き、参考人招致された元市幹部が、造成計画の変更届に許容量を超える盛り土の量が記載されていたのに市が受理した経緯について「不適切な判断だった」と述べた。受理した時期に建設課長を務めており、市の対応が不適切だったと当時の幹部が認めた形。
崩落の起点となった土地の旧所有者が2009年に提出した造成計画の変更届には盛り土の量が「約3万6500立方m」と記載されていたが、現場の土地は最大8500立方mしか入らない地形だった。元課長は「県も認識していたと思う」とも話した。