2022.04.06 18:35
CO2排出ゼロのレタス出荷 東北電、植物工場で栽培
出荷するレタスを手に記念撮影する西野農園の西野拓社長(右端)ら=6日午前、仙台市
東北電力は6日、プランツラボラトリー(東京)などと共同で、小型の植物工場で栽培したレタスの出荷を始めた。工場は太陽光パネルや蓄電池を備え、二酸化炭素(CO2)排出を大幅に削減。天候や災害に左右されずに栽培できる。出荷先は仙台市のスーパー20店舗で、東北6県と新潟県の農家やスーパー向けに設備の普及を目指す。
工場は床面積約300平方mで、スーパー「ヨークベニマル」の物流センター(仙台市)の隣に設置。1日当たり最大約千株のレタスを生産できる。消費電力の約3割を太陽光発電で、残りも東北電の再生可能エネルギーで賄うため、生産時のCO2排出量はゼロに抑えられる。