2022.04.06 18:13
私大生への仕送り、低迷続く 首都圏、月8万6千円
首都圏の私立大に2021年度入学した下宿生への仕送り(6月以降の平均)は月額8万6200円だったことが6日、東京地区私立大学教職員組合連合(東京私大教連)の調査で分かった。前年度に比べ3800円増えたが、1990年代のピークより約4万円少なく、近年の低水準を脱していない。
東京私大教連は「新型コロナウイルスの影響で家計が苦しい状態が続いている。国の支援拡充が必要だ」としている。
調査によると、仕送り月額から家賃を引いた生活費は1万9500円で、1日当たりに換算すると650円(前年度比43円増)。86年度の調査開始以来、過去2番目に低かった。