2022.04.06 16:13
飲食業の倒産、2割減 21年度、コロナ支援策が寄与
東京商工リサーチは6日、2021年度の飲食業の倒産件数(負債額1千万円以上)が前年度比21・9%減の612件だったと発表した。新型コロナウイルス禍を受けた金融機関の柔軟な融資や、政府、自治体の支援策が寄与した。ただ既に負債が膨らみ資金繰りに苦しむ中小や零細の業者も多く、今後増加に転じる可能性がある。
業態別では日本料理や中華料理、ラーメン店を含む「専門料理店」が151件で最多だった。前年度比では16・1%減った。「酒場・ビアホール」が14・3%減の150件、「食堂・レストラン」が33・5%減の117件で続いた。喫茶店の倒産も目立った。