2022.04.06 05:55
オーカス、極超音速兵器で連携 中ロにらみ首脳声明
米軍が行った極超音速兵器実験=21年10月(米海軍提供・共同)
【ワシントン共同】米国、英国、オーストラリアの安全保障枠組み「AUKUS(オーカス)」の3カ国首脳は5日の声明で、音速の5倍以上の速度で飛行し迎撃困難とされる極超音速兵器の開発で新たに連携すると発表した。ウクライナに侵攻するロシアに対峙する姿勢を示し、中国をにらみ自由で開かれたインド太平洋への関与も再確認。国際秩序維持に揺るがぬ決意を表明した。
極超音速兵器は米中ロなどが開発競争を進めており、ロシアは3月、ウクライナで極超音速ミサイルを実戦に初投入したと発表した。オーカスはオーストラリアへの原子力潜水艦導入方針が柱の一つで、協力の幅を拡大した。