2022.04.05 16:42
日航、客室乗務員の地方移住拡大 旅客以外の収益狙う
日本航空の「JALふるさとアンバサダー」=5日午後、東京都品川区
日本航空は5日、新型コロナで業務が減った客室乗務員を各地に派遣し、地上職として活躍してもらう「JALふるさとアンバサダー」8人の任命式を都内で開いた。出身地などに移住し、日航の支店を拠点に働く。4月から派遣先を昨年度の10地域から、新潟などを加えた17地域へ広げた。
旅客事業以外の収益を増やす目的で2020年8月に始めた。機内業務の経験を生かしたマナー講座や航空教室のほか、JR北海道と協力した周遊ツアーの企画などに取り組んだ。地元企業と共同でリップクリームなどの商品も開発した。
新たな派遣先は函館、新潟、名古屋、広島、松山、熊本、大分、奄美の8地域。