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2022.04.05 08:45

同性カップルの挙式後押しへ式場関係者が勉強会 高知市 

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同性カップルの式の実現に向け話し合う参加者(高知市北御座の「スイートヴィラシーンズ」)

同性カップルの式の実現に向け話し合う参加者(高知市北御座の「スイートヴィラシーンズ」)

 同性カップルの挙式を後押ししようと、県内のLGBT(性的少数者)らでつくるNPO「レインボー高知」とブライダル関係者がこのほど、高知市北御座の結婚式場で勉強会を開いた。

 県内では、高知市が同性カップルらを公的に認める「パートナーシップ登録制度」を2021年2月に導入し、10組が登録した。また、23年2月末までに同市内で式や披露宴を開く異性や同性のカップルに、市が費用の半分を支援する給付金も設けている。

 この日の勉強会には、ウエディングプランナーや衣装担当者ら8人が参加した。

 同NPO代表の宮田真さん(42)は、挙式を考えた同性カップルが県内の式場に「LGBTに対応したことがない」と断られた事例を紹介。「申込用紙に新郎新婦と書かれていて切なくなる」「体つきが男性なので、ドレスが着られるか心配」といった切実な声を伝え、問い合わせや打ち合わせの段階で諦める人も多いとした。

 式場関係者は、想定される課題や解決策を協議。「ドレスは体格に合わせてオーダーできる」という声のほか、「用紙の性別欄をなくす」「LGBT対応のプランを始めてはどうか」といったアイデアが出ていた。

 プランナーの浜口沙也香さん(28)は「一番は気持ちに寄り添うこと。これまでの『当たり前』を見直し、式を挙げられる方法を一緒に考えたい」と話していた。(浜田悠伽)

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