2022.04.05 07:36
首都近郊ブチャで「大量虐殺」 ゼレンスキー大統領が現地視察
4日、ウクライナの首都キーウ近郊ブチャで、報道陣に話をするゼレンスキー大統領(ロイター=共同)
【リビウ共同】ウクライナのゼレンスキー大統領は4日、虐殺が疑われる市民の遺体が多数見つかった首都キーウ(キエフ)近郊ブチャを視察し、インタファクス通信によると、記者団に「これは大量虐殺だ」と強調した。ロシアが停戦交渉を長期化させていると批判し、プーチン大統領との直接会談を求めた。
ロイター通信などによると、ベネディクトワ検事総長は「キーウ州で最も人的被害を受けた場所はボロディアンカだ」と述べ、ブチャよりもさらに被害が大きい地域があることを示唆した。ゼレンスキー氏も同様の見方を示し、民間人に対する殺害について「完全で透明性のある捜査」の必要性を強調した。