2022.04.04 17:34
甲府の夫婦殺人放火、19歳逆送 特定少年近く起訴
住宅が全焼した現場を調べる捜査員ら=21年10月、甲府市
甲府市で昨年10月、夫婦が刺殺され自宅が全焼した事件で、甲府家裁は4日、殺人や現住建造物等放火などの疑いで逮捕、家裁送致された男(19)の少年審判を開き、検察官送致(逆送)を決定した。複数の関係者への取材で分かった。甲府地検が近く起訴する見通し。今月1日に施行された改正少年法で18、19歳は「特定少年」と位置付けられ、起訴されれば実名報道が可能になる。
事件は昨年10月12日未明に発生。2階建て住宅が全焼し、焼け跡から会社員=当時=(55)=と妻=同(50)=の遺体が見つかった。いずれも複数の刺し傷があり、失血死だった。夫婦は長女、次女と4人暮らし。