2022.04.04 15:49
ダウン症、9割は「健康」 家族や本人に生活実態調査
日本ダウン症協会とダウン症学会は、ダウン症のある人や保護者を対象にした生活実態調査の結果を発表した。本人について計約9割が「おおむね健康」と回答。10歳以上では約7~8割が食事や衣服の着脱を「ほぼ自分でできる」と答えた。
妊婦の血液から胎児のダウン症など染色体異常を調べる新出生前診断が拡大されるため、生活状況を知ってもらおうと調査した。協会は「ダウン症の人が実際にどんな暮らしをしているか、医療職はあまり知らない。検査を受ける人に判断材料にしてほしい」としている。
調査は2020年7月、協会の会員を対象に実施し、1581通の回答を得た(回収率35%)。