2022.04.02 16:24
「航行の自由作戦」世界で37件 米軍、21年報告書公表
【ワシントン共同】米国防総省は1日、各国の「過剰な海洋主権の主張」への異議申し立てを目的とした米軍による「航行の自由」作戦の2021会計年度版報告書を公表した。日本を含む26カ国・地域の37件が作戦対象となった。米海軍第7艦隊(神奈川県横須賀市)が既に明らかにした20年の対馬海峡付近での作戦も含まれているとみられる。
対象期間は20年10月~21年9月で、作戦の具体的な実施時期や回数は明らかにしていない。中国が最多の5件。
国防総省は1日の声明で「国際法で認められた範囲を逸脱した航行や飛行の規制が存在する限り、米軍は異議を唱え続ける」と強調した。