2022.04.02 11:11
東京で「表現の不自由展」開幕 抗議受け10カ月遅れ
「表現の不自由展 東京2022」の会場前で、プラカードを掲げて開催を支持する人たち=2日午前、東京都国立市
2019年の芸術祭あいちトリエンナーレ(愛知県)で抗議が殺到した企画展の作品を集めた「表現の不自由展 東京2022」が2日、当初の予定から約10カ月遅れて東京都国立市のくにたち市民芸術小ホールで始まった。5日まで。
慰安婦を象徴する「平和の少女像」などの展示に右翼団体が抗議し、昨年6月の開幕が延期されていた。
実行委員会によると、作家16組が少女像などを出展し、「検閲や自粛」により美術館に展示できなかった作品などを紹介。観覧は時間、人数限定の入れ替え制で、弁護士やボランティアとも協力し苦情や抗議に対応する。