2022.04.01 19:36
マリウポリ市民の退避難航 支援物資届かず、ロシア側妨害か
ウクライナ東部ハリコフで、攻撃を受け炎上するガスパイプライン=3月31日(ロイター=共同)
【キーウ共同】ロシア側の包囲攻撃が1カ月以上続くウクライナ南東部の港湾都市マリウポリで1日、市民を退避させるため人道回廊設置が計画されたが、難航している。ロイター通信によると、赤十字国際委員会(ICRC)は50台以上のバスを用意し、退避支援団がマリウポリに向かったが、人道支援物資の搬入は拒否されたと表明した。ロシア側の妨害とみられる。両国高官は1日、停戦交渉をオンラインで再開した。
ロシア国防省は31日、仏独首脳の要請に基づき人道回廊を1日に開設し、国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)とICRCが直接関与すると発表した。