2022.04.01 15:40
防衛産業、サイバー対策に新基準 23年度から適用
防衛装備庁は1日、サイバー攻撃への対策強化のため、防衛省と契約し、保護が必要な情報を扱う全ての企業を対象とした「防衛産業サイバーセキュリティ基準」を新たに設けたと発表した。これまでは企業の社内システムから外部への情報流出の監視が中心だったが、システムの不審な動きやウイルスのチェックなど項目を増やした。2023年度に結ぶ契約から適用する。米国の対策をモデルにした。
同庁は、不正アクセスの手段が多様化、高度化していると分析。「リスクは深刻化している」として、サイバー攻撃への対処の重要性を強調している。