2022.04.01 09:36
景況感、1年9カ月ぶり悪化 3月の日銀短観、原油高やコロナ
大企業の業況判断指数
日銀が1日発表した3月の企業短期経済観測調査(短観)は、最近の景況感を示す業況判断指数(DI)が大企業製造業で昨年12月の前回調査から3ポイント下落のプラス14と1年9カ月(7四半期)ぶりに悪化した。大企業非製造業も7四半期ぶりに悪化し、1ポイント低いプラス9だった。ロシアのウクライナ侵攻などを受けた原油や穀物の価格高騰や、新型コロナウイルスの感染再拡大で消費が停滞したことなどが景況感を下押しした。
3カ月後の先行きは、大企業製造業が5ポイント下落のプラス9、大企業非製造業が2ポイント下落のプラス7を見込んだ。