2022.03.31 18:53
日本に避難も「気持ち複雑」 滋賀に逃れた2女性会見
滋賀県の三日月大造知事(左)を表敬訪問するギャリーナ・イバノバさん(中央)=31日午後、大津市
ロシアのウクライナ侵攻を受け、滋賀県在住の家族を頼って同県に避難したウクライナ人女性2人が31日、大津市の県公館で記者会見した。2人は「日本に来ることができてうれしい。でも、このような悲しい理由で来るのは複雑な気持ち」などと胸の内を明かした。
2人は東部ハリコフで会社員だったイリーナ・ヤボルスカさん(50)と無職ギャリーナ・イバノバさん(80)。
イリーナさんはハリコフの自宅から庁舎が爆破されたのを見て「大きな恐怖を感じた」と話し、まともに睡眠が取れなかったと振り返った。ギャリーナさんは「安心したが、いまだに怖さが残っている」と心境を語った。