福島・浪江駅でバナメイエビ養殖　国内初、ＪＲ東日本など３社

2022.03.31 17:43

福島・浪江駅でバナメイエビ養殖　国内初、ＪＲ東日本など３社

高知新聞社

　常磐線浪江駅の養殖用の水槽にバナメイエビを放流するＪＲ東日本の社員＝３１日、福島県浪江町

　ＪＲ東日本など３社は３１日、福島県浪江町の常磐線浪江駅でバナメイエビを養殖する実証試験を始めた。この日は稚エビ６００匹を東京・品川駅から特急ひたちで運び、養殖用の水槽に放流した。ＪＲ東によると、駅での水産養殖は国内初。今後、育てたエビは生きたまま鉄道で首都圏に運び、駅ナカ店舗で販売することなどを検討する。

　駅舎脇に設けられたコンテナ型の養殖設備（約１０平方メートル）では約３千匹を飼育。開発した東京都渋谷区のＡＲＫ（アーク）によると、水は循環させて浄化し、スマートフォンのアプリで水温や酸素量を遠隔監視する。現場に人が訪れるのは、月１回程度で済むという。

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