2022.03.31 17:14
クレジット被害330億円 21年、番号盗用で最悪に
クレジットカード不正利用額の推移
国内で発行されたクレジットカードの不正利用額が、2021年に330億円に達したことが31日分かった。日本クレジット協会の調査によるもので、統計を取り始めた1997年以来最悪。このうち94%に当たる311億円が、他人のカード番号や有効期限などを盗用し、本人に成り済まして使用した「番号盗用」の被害だった。
大手クレジットカード会社によると、メールやショートメッセージサービスで偽サイトに誘導され、カード番号を入力して盗まれてしまう「フィッシング」の手口が広がっていることが響いた。
サイバー攻撃で通販サイトからカード情報が流出し、悪用される被害も目立った。