2022.03.31 17:03
再エネ、市場売電に補助 4月、電気料金抑制狙う
政府は1日、太陽光など再生可能エネルギーでつくった電気を事業者が市場で売却する際、国が補助を上乗せする新制度「FIP」を始める。固定価格買い取り制度(FIT)からの移行を進め、高止まりする家庭や企業の電気料金の抑制を狙う。発電した電気をためる蓄電池の導入などで発電事業者に工夫を促し、再エネのさらなる普及も図る。
FITでは、再エネによる電気は政府の決めた固定価格で大手電力に買い取りを義務付けていた。この原資を賄うため、電気料金と一緒に一般利用者から徴収する「賦課金」が年々増え、家庭の負担となっている。