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2022.03.31 15:31

動画配信、一番の望みは「平和」 支援受け来日のウクライナ学生

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 ウクライナ中部ポルタワから日本に避難したオリガ・ボイツェホフスカヤさん(右)と、支援したサイト運営会社の岡本広樹社長=29日、東京都大田区

 ロシア軍のウクライナ侵攻を受け、日本国内でも避難者受け入れへ向けた動きが活発化している。日本語を学ぶ外国人がライブ動画を配信する会員制サイト「おむすびチャンネル」は、ウクライナに住む配信者の女性の国外脱出を支援。隣国ハンガリーを経て来日した女性は30日までに取材に応じ、多くの人の助けに感謝した上で「一番の望みはピース(平和)」と日本語で語った。


 女性はウクライナ中部ポルタワの大学生オリガ・ボイツェホフスカヤさん(21)。ロシア軍の侵攻開始後、ポルタワには多くの避難民が流れ込み、一時は生活物資や食料品の買い占めも起きた。町は攻撃を受けていないが、爆撃を懸念して外出禁止令が出ていたという。


 日本の漫画やアニメが好きで、大学で日本語を学んでいたオリガさんは、おむすびチャンネルに登録。侵攻開始後は、配信で現地の混乱を伝えた。オリガさんを国外に避難させようと、同サイト運営会社の岡本広樹社長(30)や欧州在住の配信者が支援チームを立ち上げた。


 おむすびチャンネルの配信者や視聴者を合わせた総会員数は約70カ国、約3万人。岡本さんは「世界中にユーザーがおり、現地で協力者を募れる。他の企業や団体と連携し、日本への避難やその後の自立をサポートできる態勢をつくりたい」としている。

(c)KYODONEWS

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